ダイアンぬいぐるみ診療所に、すみっコぐらしのとかげさんがやってきました。 お家でいつもご家族様と元気いっぱいに遊んでいたとかげさん、中綿が圧縮されて、すっかり瘦せてしまったみたいです。
中綿のボリュームが減ってしまうと、外側の生地が余ってしまいシワシワになることも。特にとかげさんのようにまんまるの体をしたぬいぐるみは、へたりが目立ちやすいですよね。

お風呂でさっぱりリフレッシュして、中綿もふっくら詰め直してハリのあるお肌を取り戻しましょうね。 まずは、元々入っていた中綿を取り出します。 かなりポソポソの状態になっていました。
お肌は毛が所々黒くダマっぽくなっていて、特にフェルト製の背ビレは毛玉が多く出来ていました。

優しく洗って毛を整え、毛玉も手作業で除去していきます。
細かい小さな毛玉ですが、まとめてみると意外にしっかり取れてます。 フェルトの特性上、なでなでしてあげる際の摩擦などで毛玉は出来てしまうものですが、時々除去してあげると色味も明るくなりますよ。
毛玉を取り除いた背ビレはこんなに綺麗に。とかげさんのトレードマーク復活です。

そういえば“トカゲ”って、背中にこんなのあったかしら…？
さらに、黒くなっていたおてても少し明るさが戻りましたね。

クリーニングでは、長年のシミや変色などは完全に元通りにはならないケースもございます。今回のような黒ずみもゼロにするのは難しいものの、ブラッシングや毛玉取りと合わせるとある程度の明るさが戻る可能性があります。

そして、とかげさんのまあるく可愛らしい体型が活きるよう綿詰めしていきます。
このような形のぬいぐるみは、丸みを綺麗に出すためややしっかりめに綿を詰めながら形成していきます。
ダイアンぬいぐるみ診療所では、患者様それぞれの体型に合わせつつ、後々のへたりも考慮しできるだけふっくら綿を入れています。

瘦せてへとへとになっていたとかげさんが、こんなに元気いっぱいに！

横から見ても、生地の凹みがなくなったことがよくわかりますね。

ちょうど後ろのしっぽ部分も、ペタンコの状態からピンと張りました。

元気いっぱいのふっくらボディになったとかげさん。 「なんだか来院時よりだいぶ大きくなったみたい！？」と圧倒されちゃう我が診療所スタッフのアンコウくんなのでした。